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自転車のブレーキをかけたらキーキーうるさい!
これなんとかならないの?
自分で直しちゃいましょう!
どーもばったです。某自転車販売で15年、自転車整備士として働いております。
ブレーキの音鳴り、イヤですよね。
音鳴りに関しては、右ブレーキと左ブレーキで対処方法が変わってきます。今回は右手、前ブレーキの音がうるさい時の対処方法をご案内します。
ズバリ対処法は「全輪についたブレーキのカスを綺麗にしてあげること」です。
動画での解説はこちら!
まずはブレーキシューのチェック
こちらの修理自転車。右手の前ブレーキが効かないということで持ち込まれました。
見てみると前ブレーキシューが削れて完全になくなっています。
こうなると即交換ですね。こちらの記事の通り、交換作業を進めていきます。
ブレーキシューは、アルミリム用とステンレスリム用の2種類がありますので、購入のはときよく確認してくださいね。
交換する際はBAA対応ブレーキシューが持ちもよく、おススメです↓
ブレーキの音鳴りをチェック
交換作業が終わった後は、ブレーキのかかり具合を必ず試してみます。
大抵の場合、ブレーキをかけながら前輪をを引きずるとギーギーうるさい音がします。
原因は車輪の汚れです。
前ブレーキゴムのカスが、全輪側面のリム部分に大量に付着しています。実はこれが音鳴りの原因です。新しいブレーキのゴムが車両を抑えようとするとき、この細かいカスのせいでギーギー音が出てしまいます。これをクリーニングしてあげると、音が消えますよ。
車輪をクリーニング
使うのはこのようなクリーナー。自転車用がベストですがキッチン用クレンザーでも代用ができます。クリーナーを前輪の汚れた部分に吹きかけ、ウエスできれいに拭き取って上げます。
少し拭いただけでほら!
こんなに真っ黒になりますよ。
油ダメ、ゼッタイ
ここで大切な注意点を。
油分の入ったものは絶対に使ってはいけません。
油の入ったものを使ってしまうと、確かに音は消えます。
ですがブレーキ自体が滑って効かなくなってしまいます!
いちど油がついてしまうと簡単には取れません。最悪、車輪を全部交換することになります。
修理代がものすごく高額になってしまうので、油分だけは絶対につけないようにしましょう。
クリーニング終了!綺麗になりました。
もう一度ブレーキ音をチェックしてみると、音が完全に消えました。
ブレーキのギーギー音に困っているあなたは、ぜひ試してみてください。
(裏ワザ)ブレーキの当たり角度を変える
これは正攻法ではないのですが、効果テキメンなのでお伝えします。
「ブレーキのゴムが車輪側面に当たる角度を少しだけずらす」という方法です。
六角レンチなど、鉄製の硬い棒を使ってテコの原理でこの部分を少しだけ曲げてあげるんです。
曲げるのはほんの少しだけです
ブレーキのゴムと車輪が当たる角度がほんの少しだけ斜めになれば成功。どうでしょう、音は消えましたか?
ブレーキの音鳴りの原因は、このゴムと車輪側面との接触具合によって鳴ります。ゴムの角度を少しだけずらして触れ具合を減らすと、音鳴りが消えるんです。
ただし注意点があります。やりすぎるとブレーキ本体が折れて壊れます!
曲げるのは「じわじわ、ゆっくり、ほんの少しだけ」がポイント。
かなり強引な裏技なので、大きくおすすめはしませんが、緊急で直したい時にはご活用ください。
万が一折れて壊れてしまったら、お近くの自転車屋さんでブレーキ交換をお願いしてくださいね。
まとめ
ということで、自転車ブレーキのキーキー音解消対策をお伝えしました。
- 車輪側面を掃除する
- ブレーキシューを交換する
- ブレーキシューの当たり角度を少しずらしてあげる
自転車ブレーキの音鳴りに困っているあなたは、ぜひ試してみてくださいね!
それでは、今日も良いサイクルライフを!
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