記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
![](https://jitensya-biyori.com/wp-content/uploads/2023/03/2023-03-15_16h27_45.png)
自転車のヘルメットでおしゃれな帽子型のものを買おうと思うんだ!
![ばった](https://jitensya-biyori.com/wp-content/uploads/2021/07/f96c0a195792d15fd903edb87f2fd563.png)
ヘルメットを被ることはとってもいいですね!
ただ、ひとつだけ気にしてほしいところがあります
2023年4月1日から自転車ヘルメットの着用が努力義務になりました。
以前こちらの記事でご紹介しましたら多くの反響を頂きました。
![ヘルメット法改正](https://jitensya-biyori.com/wp-content/uploads/2023/01/3187bfae23f9ed7e0a88d5ef7abf0dbc-160x160.jpg)
ヘルメットをかぶられる方も増えて、うれしい限りです。
ところで最近気になるヘルメットがあります。それは「自転車用ヘルメットとしての安全性が担保されていない」ヘルメットが出回っているようなんですね。
自転車ヘルメットには安全性を証明する規格がいくつかある
![](https://jitensya-biyori.com/wp-content/uploads/2023/09/IMG20230915070306.jpg)
こちらは社団法人「日本ヘルメット工業会」が発行した注意喚起の冊子です。
このパンフレットを参考にご紹介します。
現在日本にある自転車用ヘルメットの推奨基準は大きく以下の4種類です。
規格 | SG | JCF | CE | CPSC1203 |
マーク | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
主幹・発行元など | 製品安全協会 | 日本自転車競技連盟 | EC指令※に適合しているとされる 欧州統一規格 (※EU加盟国間で法的整合を図る ための法令のひとつ) | 米国消費者製品安全委員会 |
備考 | 各種消費生活用製品の安全性を認証しています。 また製品の瑕疵を原因とした人身傷害発生時における対人賠償責任保険がついています。 | JCF公認/承認とは、日本自転車競技連盟の安全基準に合格したヘルメットであることを示しています。 | すべてのEU加盟国の基準を満たすものに付けられ、製造者による「自己適合宣言」が認められています。 中でもEN1078のみが自転車用ヘルメットの規格です。 (製造者自ら貼り付けができ、欧州市場に流通する製品の監視はされているが、EU加盟国以外の流通品は監視しない) | アメリカ合衆国消費者安全委員会が定める安全基準。 消費者製品安全法に基づく強制規格です。 |
詳細 | 製品安全協会 | 日本自転車競技連盟 | 欧州議会理事会規則 | 米国消費者製品安全委員会 |
CE規格の自転車ヘルメットは注意!
![](https://jitensya-biyori.com/wp-content/uploads/2023/09/2551d4d77599a1ee938bc0b37dbea57a.jpg)
![ばった](https://jitensya-biyori.com/wp-content/uploads/2021/07/f96c0a195792d15fd903edb87f2fd563.png)
このうち注意して欲しいものがヨーロッパの「CE規格」です
CE規格の中にはEN1078とEN812の2種類があります。
EN1078は安全、EN812は注意!
![](https://jitensya-biyori.com/wp-content/uploads/2023/09/5ac222fd590366cfd615184c6738d304.jpg)
この2つのうち自転車用ヘルメットとして適合しているのはEN1078です。EN812は自転車用ではないんですね。工場や工事現場で使われる軽作業用の基準ヘルメットなんです。
工業用ヘルメットは自転車用に比べて衝撃性が低く、障害物に頭をぶつけるなど止まっている物体から着用者を保護するための性能のみに限定されるんですね。
こちらは自転車用に比べて衝撃性が低く、障害物に頭をぶつけるなど止まっている物体から着用者を保護するための性能のみに限定されるんですね。
「自転車用ヘルメット」に必要な安全構造
![](https://jitensya-biyori.com/wp-content/uploads/2023/09/IMG20230915080139.jpg)
走行中に転倒してしまった時、頭に受けてしまう衝撃を吸収して守ってくれる基準には
- 外部が硬い素材のシェルで覆われていること
- 柔らかい内部の柔らかい素材の衝撃吸収ライナーによって衝撃を緩和すること
この2つの構造が必要になるんですね。この装備がないと、自転車事故にあった時の衝撃から頭を守ってくれるとのは不可能です。
注意してほしいヘルメットは「おしゃれ」「帽子型」
現在自転車用ヘルメットとして試乗に出回ってる製品の中には、ポリウレタンレザー、ABS樹脂、ポリカーボネート等のシェル、布、ウレタンスポンジなどで作られており、衝撃緩和の衝撃吸収ライナーが入っていないものが見られます。
![ばった](https://jitensya-biyori.com/wp-content/uploads/2021/07/f96c0a195792d15fd903edb87f2fd563.png)
これらのヘルメットでは頭部保護には安全基準を満たせていません
あごひもにチンカップがついてるものもありますが、自転車用ヘルメットの安全基準では店頭の際に脱落のそれがあるためチンカップの使用は認められていません。
![](https://jitensya-biyori.com/wp-content/uploads/2023/09/IMG20230914113947.jpg)
例えばこちらのヘルメット。
![](https://jitensya-biyori.com/wp-content/uploads/2023/09/IMG20230914113954.jpg)
![](https://jitensya-biyori.com/wp-content/uploads/2023/09/IMG20230914114006.jpg)
普通の帽子内にプラスチック材のインナーが入っているだけです。このインナーは軽作業時に障害物に頭をぶつけた場合に衝撃を分散させるだけであり、自転車転倒時における頭部保護の衝撃吸収性はほとんどありません
![](https://jitensya-biyori.com/wp-content/uploads/2023/09/2023-09-15_08h14_23.jpg)
やはりEN812規格です。
おすすめのおしゃれヘルメット
![](https://jitensya-biyori.com/wp-content/uploads/2022/09/businessman1_nayami.png)
じゃあおしゃれな帽子型ヘルメットには安全なものは無いっていうこと?
![ばった](https://jitensya-biyori.com/wp-content/uploads/2021/07/f96c0a195792d15fd903edb87f2fd563.png)
そうでもありません
帽子型でおしゃれで、ちゃんと自転車のヘルメットとしての安全基準を満たしたヘルメットもありますよ!
OGK「SIKURE」
![](https://jitensya-biyori.com/wp-content/uploads/2023/09/2023y09m15d_081848788.jpg)
![](https://jitensya-biyori.com/wp-content/uploads/2023/09/2023y09m15d_081856584.jpg)
やっぱり安心なOGK!日本人に最適なフィッテング。安全性もバツグンで安心できます。
「シクレ」はごらんのとおりオシャレな帽子型。
安全性もしっかり担保されています。
OGK[DAYS]
![](https://jitensya-biyori.com/wp-content/uploads/2023/09/2023y09m15d_082116266.jpg)
![](https://jitensya-biyori.com/wp-content/uploads/2023/09/2023y09m15d_082121060.jpg)
アウトドアハット型のおすすめヘルメット。安全性もバッチリ!
ヘルメットを買うときは、安全性に注意してみて
ということで、ヘルメットの安全性についての記事でした。
ヘルメットを購入する際は
- 自転車ヘルメットとしての安全性が担保されているか
- CE規格ものを買うときはEN1078を選ぶこと
ここをしっかり抑えてくださいね!
それでは、今日もよいサイクルライフを!
にほんブログ村
人気ブログランキング