【トルクエラーとは】電動アシスト自転車のパワーが落ちた?これが原因かも

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なんか最近電動自転車のパワーが落ちたような気がするんだよなぁ

調子いい日と悪い日があるんだよな

これって故障?不良?

ばった
ばった

それ、乗りかたに原因があるのかもしれませんよ!

どーもばったです。某自転車販売店で16年、自転車整備士として働いています。
今日は上記のようなお悩みをお持ちの方への解説です。

電動アシスト自転車のパワーが落ちた?と思ったときのチェックポイント2選

タイヤの空気圧は適正か?

まずは何度も言っているタイヤの空気圧をチェックしましょう。
僕の印象では、6割ぐらいこれが原因であることが多いです。もう何度もしつこく言いますが車輪のついた乗り物にとってタイヤの空気圧は命」です。常にチェックしましょう。
詳しくはこちらの記事で解説しています。

トルクエラーではないか?

今日の本題がこちらです。トルクエラーを起こしているんじゃないかということです。
最近立て続けにこれが原因の修理が2件あったのでみんなけっこうあるのかな?と思い今回解説することにしました。

トルクエラーとは?

トルクエラーとは「ペダルと繋がっているモーターに入っているセンサーが誤判断を起こしている状態のことです。
実は乗る時のある行動によってこれが起きてしまうんです。
何かと言うとズバリペダルを踏みながら電源を入れる
これをやってしまうとセンサーにエラーが起きて、とたんに調子が悪くなります。モーターのクランク軸には「ペダルを踏む力を検知するセンサー」が付いてるんですね。
電動自転車は

  • 走行している時に出ているスピード
  • ペダルを踏む力

この2つをモーターで計算し、ちょうどいいアシスト具合を決めています。
自転車の電源をいれた時に、ペダルの力のかかり具合を「0」と規定します。

そこからペダルを踏んだ力のかかり具合を計算しています。
だからペダルを踏みながら電源を入れてしまうと、すでに力が加わった状態を0とモーターが認識してしまうんです。

本来でるアシストの力よりも出る力が弱くなってしまうんです。そうすると、アシスト力を出すためにもっと強い力で踏み込まないといけなくなります。しかもやりすぎるとセンサーが壊れてしまうこともあります。
もしも調子がいい日と悪い日がある、というあなたはもしかするとペダルを踏みながら電源を入れていませんか?

トルクエラーを避けるにはどうすればいい?

トルクエラーを避けるためにはどうすればいいの?

答えは簡単ですね。
電源を入れる時にペダルに触らなければいんです。

電源を入れる時は必ずペダルに力を入れないようにしましょう。足が付くならペダルに足をかけないで、地面に足をついていれば間違いありません。バッテリー節約のために電源を切りながら走るのは構いません。
ですが走りながら電源を入れるのは完璧に NG です。これだけで簡単にトルクエラーを避けることができますよ!あと、きつい上り坂を上るときは、電動アシストの力だけじゃなく、ギヤも適切に使ってあげて下さい。
詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

メーカーによってはお店で調べることが出来ます

こちらはパナソニックのある車種です。

実はこのようにエラーの回数を検知する機能が入っています。これは自転車屋さんでしかできないのですが、もし自分の乗り方が不安なあなたは、お近くの自転車屋さんでチェックしてもらってください!乗り方のアドバイスをもらえるかもしれませんよ。

今回は電動アシスト自転車のトルクエラーについて解説をしました。
最近電動アシスト自転車のパワーが弱くなった?と不安なあなた。
最初にお話ししたタイヤの空気圧とともに、このトルクエラー起こしてないかチェックしてみてくださいね。

それでは今日もよいサイクルライフを!

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